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アフターコロナに向けてライブハウスが取るべき手段(ZAIKO事件に思うこと)(追記あり)

ウィズコロナの現在(2020年6月14日記)、ライブハウスの生き残り策として様々なプラットフォームを用いてライブ配信が行われるようになりました。しかしながら、トラブルも少なくないようですのでライブハウスのみならずアーティストさんへも向けて、IT関係者としての立場および一視聴者としての立場から提言をまとめていきたいと思います。

先ず、大前提があり「ライブ配信はライブで見るから意味があるのだ。アーカイブには意味がないのだ。」という考えの人間である事を記しておきます。だって「どうせ後からDVDが発売になるんだからライブなんて見に行かなくても良いよね。」とはならないでしょ?ライブ配信をライブで見る意味は、チャットでその場に参加している感を他のファンと共有するという意味もあるわけだし、それを楽しみにして有料配信であればチケットを買うわけですから。なので、下の画像のZAIKOのように「アーカイブがあるから許せ」って言う姿勢の配信プラットフォームはアーティストさんへのリスペクトも皆無だし、視聴者への配慮も欠けたクズ配信プラットフォームだと思います。アーカイブを免罪符にしてはいけないのですよ。金取っているんだから。

ウィズコロナの中で、いろいろなアーティストさんのライブ配信(有料/無料様々あります)を見て来て思ったことを列挙しておきます。その後で、何故そう思ったのかを長々と記します。アフターコロナに向けてライブハウスが、アーティストさんがライブ配信をする際に参考にして頂ければと思います。

  1. 配信プラットフォームは枯れているところを選べ(YouTubeLiveやvimeo等)
  2. 視聴者が高画質高音質で視聴できるところを選べ(YouTubeLiveやvimeo等)
  3. 視聴者がリアクションできるようチャット機能があるところを選べ
  4. 撮影禁止とか寝ぼけたことを言わず、スクショをSNSに上げることを許可しろ
  5. アーカイブは残すな。生配信に命を賭けろ
  6. 投げ銭も出来るようにしろ(ドリンク代+ギャラ的な意味で)

今まで見てきたライブ配信を理由と共に列挙します。4件記します。

一番良かったのがHONEBONEさん。彼等はウィズコロナ初期の頃からリハーサルスタジオからのライブ配信をYouTubeLiveで行っていましたし、今も行っています。最近はライブハウスからの無観客ライブ配信もしていますが。そこで、やっぱり良いなと思ったのは高画質高音質である事ですね。YouTube自体が当初からPCでの視聴を前提にしていた結果、ライブ配信でも高画質高音質で配信できるプラットフォームになっているからです。そして、チャット機能も付いていて他のファンとのライブ感の共有も出来ますし、彼等は収益化できているので投げ銭をすることができます。あと、ライブへのこだわりがあるようで「アーカイブを残さない」形でやっています。残しても当日限り。このこだわりはライブを大切にしたいアーティストとしての意地だと思うのですよ。コレは大切なことだと思います。

次に良かったのは加藤伎乃さん。高円寺U-haさんのYouTubeチャンネルでのYouTubeLiveを使った配信でしたが、これも高画質高音質ですし、マルチカメラでの配信でした。ツーマンライブだったので、YouTubeLiveの投げ銭機能の他に、アーティスト毎に投げ銭用URLを用意していて、応援したいアーティストさんに投げ銭出来る仕組みが用意されていました。もちろん、チャット機能も付いています。この、ライブハウス側の仕組みだとアーティスト自身がYouTubeチャンネルを持っていても収益化できていない場合には投げ銭が出来ないのですが、それが出来るようになるのでアーティスト側にも安心感があるだろうし、有効な手段かと思います。但し、YouTubeの規約的には微妙なところがあるのが難点ですけど。

次の次はKan Sanoさん。晴れたら空に豆まいてさんによるZAIKOを使った配信でしたが、コレが残念なことになりましてガッカリしたのもあり、この記事を書くきっかけとなりました。先ずはZAIKOはYouTubeLiveかvimeoを使ってプライベート配信をZAIKOのプラットフォーム経由で視聴させるというものです。なので、高画質高音質で配信はされます。ところが、運営が非常に雑な仕事をしているのと、最初に書いたようにアーティストさんへのリスペクトや視聴者への配慮が全くないプラットフォーム故にトラブルが非常に多いみたいです。Twitterで「ZAIKO」で検索するとトラブルの話が多数出てきます。今回も配信開始が19時からだったのに視聴者への案内が19時50分からになっていたため、それを信じた人達が半分以上過ぎたところからの視聴になってしまいました。私もそうでした。また、その設定だったために配信が開始からされずに2曲ほど飛んでしまったようです。こういう雑な仕事しか出来ない中間プラットフォーム業者は使うべきではないと感じました。それなら直で配信して欲しかったし投げ銭にして欲しかったと思いました。

一番ひどかったのは竹原ピストルさん。someno kyotoさんによるTwitcastingのプレミアム配信機能を使ったものでしたが、Twitcasting自体がモバイル前提の配信プラットフォームという事もあり、基本的にはコーデック的に低画質低音質です。実際、パソコンで見ていたのですがYouTubeLiveに比べて画像がノイズだらけでしたし、音も高音が全く出ない籠もったものになっていました。尚且つ、肖像権を盾にスクショをSNSに投稿した人達全てに削除要求して回るという愚行を行っていました。ここはアーティストさんの理解が必要ですが、アフターコロナを考えたときに「肖像権にこだわる」のはマイナスポイントでしょう。ライブ会場に来てくれる人だけが御客様の時代は終わりを告げるわけですから。スクショ(もちろん静止画限定です)を公開することを許可することが必要だろうと考えます。ライブ配信を楽しんだ後でのガッカリ感は半端ではありませんでした。

そんなのを経験してきた結果として、先の提言(リスト)をブログで行おうと決意した次第です。ちなみにスクショについて各アーティストさんの姿勢を最後に記しておきます。

HONEBONEさん →ライブでは撮影NG(但し、撮影OKコーナーあり) ライブ配信ではスクショOK拡散OK
加藤伎乃さん →ライブでは撮影NG ライブ配信では不明
Kan Sanoさん →ライブでは撮影OK拡散OK ライブ配信ではスクショOK拡散OK
竹原ピストルさん →ライブでは撮影NG ライブ配信でもスクショ拡散NG

です。

追記(2020年6月17日):

なんとなく原因が判ってきました。基本的にはZAIKO側担当者の大チョンボです。

ZAIKOはシンガポールの会社です。日本(UTC+9)とは1時間の時差(UTC+8)があります。日本側にいるアーティスト担当者が19時から配信を開始したいと伝えたときに、シンガポール側にいるZAIKO担当者はシンガポール時間の19時だと受け取ります。そこで、配信設定をする際に19時で設定しますが、日本で視聴する我々には日本時間で開始時間が表示されるため「20時から」と表示されるんですね。で、配信するアーティスト側は日本時間の19時に配信しようとした時に配信は別プラットフォーム(YouTubeLive又はvimeo)なので問題なく開始できるのですが、ZAIKOの方が開始時刻になっていないため配信が閲覧できない状態になるのだろうと言うことです。

単純明快なのですが、普通にZAIKO側担当者がどこの国の人間と打合せをしているのかを正しく認識し、時差を考慮して正しい時間(先の例だとシンガポール時間で18時)を設定すれば良いだけなのです。でも、そういう事をいまだに認めてなくて視聴者に対して謝罪はしていませんし、以下のような言い訳を平気で返してくるのが実情です。実際には視聴画面に「19:50JST〜」と表示されていたにも関わらずです。

ハッキリ言いますが「アホ」です。そして、反省する気も、アーティストさんへのリスペクトも、苦痛を受けた視聴者への謝罪も一切無い会社なのです。安全に配信をしたいアーティストさんは「絶対に」ZAIKOを使ってはいけません。せっかく楽しみにしているファンに対してショックを与えるだけですから。

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