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マイナンバーカードを保険証として使うなら、ここまでして欲しい

マイナンバーカードを保険証として使えるようになって約10ヶ月が経とうとしています。徐々に資格確認端末を置く医療機関も増えてきました。実際、私が通っている病院や薬局は2022年7月までに全て対応が完了しています。

ただ、私自身はマイナンバーカードを保険証として使えるようにはしているものの、使ってはいません。マイナンバーカードを持ち歩くという事に若干の抵抗があるからです。この理由については別記事を書こうと思っています。

さて、タイトルの「ここまでして欲しい」ですが、ザックリと列挙したいと思います。

  1. 処方箋情報をデータとして受け渡しできるようにして欲しい
  2. 検査情報をデータとして受け渡しできるようにして欲しい
  3. 紹介状のデジタルデータ化をして欲しい

ってな感じでしょうか。

1番目の処方箋情報については、処方箋を紙で持ち歩く事なくマイナンバーカードを資格確認端末にかざすだけで医療機関から薬局にデータとして渡せるようにして欲しいなと思います。正直な所、素人が処方箋を見た所で記載内容を理解する事は難しいですし、とは言え、他人に見られるのも嫌だなと言うのがあります。しかも、最近の処方箋にはQRコードが付いていて、それを読み取ると処方箋の内容が誰でも見る事が出来ます。手に持って歩いていると悪意の第三者にQRコードを読み取られてしまうのが嫌なんですよね。感覚的に。

そもそも、病院でもデータとして持っているでしょうし、薬局でもデータとして持つでしょうから、紙を通さずにデータとして受け渡しができれば安全確実です。データはガバメントクラウド経由でみたいな感じで、マイナンバーをキーにして受け渡しができれば漏洩の可能性も低いでしょうし確実かなと思います。

で、ついでにお薬手帳も国でアプリ化されれば一石二鳥ですね。今もお薬手帳のアプリはあるみたいですけど、薬局によってアプリが違ったりするみたいなので意味があるのかな?と思ったりします。ここを政府主導でアプリ化できれば一元管理できて良いのではないでしょうか。

2番目の検査情報ですが、私は複数の病院に通っているので、それぞれの病院で同じ検査をするケースが発生したりします。主には血液検査なんですけどね。費用的にも何重にも掛かります(健康保険的にも、お財布的にも)し、最近は検査機関と医療機関との間でデータ連係している所もあるみたいなので、それを広げて検査を実施した病院から他の通院先へデータで受け渡してもらえればと思います。もちろん、ここはマイナポータルで「個人情報提供の同意」をした場合のみというようなガードを掛けておく必要はありますけど。

一時期、検査結果を印刷した紙を別の医療機関に持っていってという事もありましたけど、結局、通院周期が違ったりして結果が判るのが大幅に遅くなる事を嫌った病院で検査を再開してしまったという感じなので、データでの提供によって速報性が増せば患者が紙で持ち歩く事による遅延を解消でき、結果として何重にも同じ検査をすることが解消されるのではないでしょうか。

データでの受け渡しをすることによって、検査結果手帳みたいな感じでアプリ化もできるでしょう。その方が便利な人は徐々に増えてきているのではないでしょうか。iOSならHealthCareにデータを連携して管理できそうだし。

3番目の紹介状は、検査情報のデータ化とも関連するのですが、紹介状と共にレントゲン写真を持たされることがあったりしますので、そこら辺をまとめてデータ化して受け渡ししてもらえればと思います。ぶっちゃけ荷物になるのよね(笑)

複数の病院に通っていて、タイミングによっては複数の薬局に行くこともある一人の人間がザックリと考えた「ここまでして欲しい」でした。そのくらい利便性が上がらないと単に保険証として使えるだけみたいな感じでは使う人が増えないと思うんですよね。医療控除のための情報をデータでもらえるったって、それが必要な人はどれだけいるのかって話ですし。特に検査情報のデータ連係は健康保険の支出を抑えることにもなると思うんですよね。例え、送り側・受け側に幾ばくかの診療報酬加算をしても。

ここまで出来るようになればマイナンバーカードを保険証として使うメリットが出てくるなあと、マイナンバーカードを保険証として使う動機にもなるかなあと思うのです。マイナンバーカードの普及には何らかのインセンティブが必要だと思うんですよね。電子マネー配るだけじゃなくてさ。使う側の利便性という意味において。

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