破天荒の意味を履き違えていませんか?


僕は新卒で放送局に入ったので、ぶっちゃけ「先輩達が破天荒すぎて」ついていけないことがありました。まあ、一般企業に入ったら経験出来ないようなことばかり。

例えば、入社後に研修期間を経て部署に配属になった頃。僕は放送技術セクションに配属になったんだけど、深夜勤務の先輩から引き継いで宿直の仮眠から戻った時のこと。朝7時に上がる先輩がマスタールームでワインを開け始めたんだよね。そして、新入社員の僕に「付き合えや〜」言って飲まされたわけですよ。放送監視しながら。

その先輩が帰ったあとで、泥酔して勤務継続が不可能って程ではなかったんだけど、吐き気を催してトイレに駆け込むこと数回(ちなみに1人勤務なのでトイレでも放送監視出来るようになっていた)

まあ、破天荒だよね。

例えば、新人の頃に某朝番組の中継のためにマイクロ担当の先輩がススキノから泥酔して直行してきたことがあって、全くその業務をしたことがない僕に任されたことがあったよね。先輩!破天荒すぎますって(笑)

とは言え、先輩達から聞く昔話はもっと破天荒で、普通に893と喧嘩して警察沙汰になった事もしばしばだったようなので時代は変わっていたんでしょうねえ。

そんな僕も、若かりし頃は瞬間給湯器だったので、誰彼構わずブチキレることがしばしばありまして、一番大きな事件が「生放送」のスイッチャーをやってた時のこと。僕のスイッチングに不満だったプロデューサーが隣にいるディレクターにグチグチ文句を言うのですよ。本番中でも。

そこでブチキレてプロデューサー(大先輩です)に大声で怒鳴ったことがありますわ。ガチで喧嘩ですわ。インカムオンのままで喧嘩したので、スタジオのカメラマン達が「何が起こったんだ!」と心配したらしいです(笑)

「うるせえ!黙れ!」とか大先輩に言ったんですから、向こうもガチキレしますよね。

その後、ちゃんと謝罪して、向こうからも謝罪されて和解しました。僕が中途退職してからも街で合ったら「元気でやってるか〜」って声を掛けて頂ける関係になりました。

そういうのが破天荒ですよね。

でも、今の配信者とかYouTuberとか見ていると「法を犯すこと」が破天荒だと勘違いしているんですよね。まあ、単純に閲覧稼げるからなのでしょうけど。

それは違うぞと。

破天荒とはWikipediaによると「今まで人がなし得なかったことを初めて行うこと」だそうです。決して「法を犯すこと」ではないですし「炎上すること」ではないのですよ。

もっともっと独自の発想で「破天荒」な事をして欲しいなあと思います。彼等の大先輩に当たる年齢になってしまいましたが、僕も若かりし頃の「破天荒」な気持ちは忘れていません。

法を守って、正しく破天荒なことをしていきましょうよ。お互いに。


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