起こるべくして起こった

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本日は山岳夏山としては史上最悪の遭難事故が起こった日となりました。 北海道の大雪山系トムラウシ山と美瑛岳で合わせて10名の死者を出す結果となりました。 大半が本州からのツアー客でツアー会社のガイドも含まれているそうです。 まぁ、全国的に見てもツアー客の遭難というのは被害が大きくなりがちです。
それは何故か?
日程が相当にタイトで余裕がない事から、多少の悪天候でも強行してしまう事が挙げられます。 また、途中で引き返すという判断をさせない何かが存在している模様で、今回も悪天候の中で引き返すという判断を出来なかったそうです。 山には魔物が棲んでいるのでしょうか? 何故か、繰り返されるこの手の事故。
自分も山に登るので「引き返すという判断が難しい」事は重々承知しております。 でも、自分の体力と先の天候を合わせて相談の上で、引き返すという判断をします。 実際、一昨年にニセコアンヌプリへ登山した時は、初心者向けの山であるにも関わらず体力の限界と体温の低下を感じたので引き返しました。 「初心者向けの山」であるにも関わらずです。
今回、亡くなった方々は、どれだけの上級者か判りませんが、大雪山系の山々は決して「初心者向けの山」なんかではありません。 北海道の屋根と呼ばれる山々が連なるところですので上級者向けといっても良いでしょう。 そんな山で、嵐の中を無理に登山するのは、自殺行為に等しいと言っても過言ではないでしょう。
山に登るのは景色を楽しむ為であって、山に登る行為自体が目的ではないはずです。 今回の事故は目的を誤った結果の事故であり、起こるべくして起こった事故であるといっても良いでしょう。 中には事故率の高いツアー会社もあると聞きます。 登山をする人には、そのような会社を見分ける力を付けていただきたいのと共に、目的を誤らないようにして欲しいと思います。 ツケは残された家族に廻るのだという事も、忘れてはいけない事だと思います。
最後に、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。

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