事業の継続性

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企業に限らず個人事業でもそうだが、事業の継続性というのは大変重要なことだ。 特に従業員を雇用している場合には、彼等の生活も掛かっているので一層重要性が増すことになる。 ところが、最近の経営者は事業の継続性に関して頓着なのか、キーマンを手放して(逃げられて?)しまい、事業の継続が困難になる事例が見られる。
最近あったのは、ウチの近所のレストランなのだが、6月末に突然店を閉鎖した。 そして、ちょうど今、解体作業が行われているところだ。 まぁ、レストランというのはオーナーの意向によって移転したり、業態変更したりすることは良く行われるものなので、閉鎖自体は珍しいものではない。 ただ、ここは閉鎖前に迷走状態になったので、事業の継続が困難になったものと思われる。
情報によると、長年勤めていたシェフが今年の春に突然退職してしまったそうである。 レストランにとってシェフというのは、その店の味を決めるキーマンであるが、そのキーマンが突然辞めてしまったのだから、この時点から怪しかったのだろう。 そして、5月末には「6月からカフェタイムを始める」とのチラシが近所に投げ込まれた。 しかし、それから1ヶ月後に閉店したのである。 収益を上げるためのなりふり構わぬ状況が見て取れる。 明らかに迷走状態だ。
結局、ここの例ではキーマンを確保しておくことが出来なかったことが、事業の継続性を断ち切る原因になってしまったものと思われる。 そして、人気があるうちに閉店という形は取ったものの、事実上の倒産という事態を招いてしまったのだろう。
人材というのは「才能があって、役に立つ人。有能な人。」という意味だそうである。 その事を指して「人財(人は宝)」と敢えて書く企業もあるくらいだ。 ところが最近は「人材=単なるコマ」と思っている企業が多く、キーマンを手放してしまう企業が多く見られるようだ。 その結果、業績が低迷して事業の継続性を失うことになる企業が見られる。
事業の継続性を確保するために、各企業は今一度「人材」の意味を考え直して欲しいと思う。 「人材」を手放してしまい「事業」も手放す結果になっては何の意味もないことだ。 会社の中を見回して、キーマンを改めて発見して、逃げられないように手厚い対応をすべきである。

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