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教育に誤りはなかった…

7月の人事で、ウチの部署に来てから僅か9ヶ月で元の部署に戻される事になった若僧君。 今回、さすがにこっちの人手が足りないという事で、忙しい中2日間だけ手伝ってもらう事にした。
結果、かなり自分で考えて行動してくれるようになったので、大変助かった。 従来だと、彼は一人でなかなか巧くできない事もあったので一緒に行動しなくてはならなかったのだが、今回は作業の前半は一緒にまわったモノの後半は別々のフロアで作業をする事にした。 ある程度、彼に任せたのである。 指示内容以外にも現場で不具合を発見したときには自分で考えて対応してくれたみたいで非常に助かったし、二手に分かれて作業を出来るというのは業務の効率から言っても大変意義のある事だった。
彼がボクの下にいたときには、とにかく「自ら知識を吸収する」事と「自ら考えて対応する」事を強く望み、同じ失敗の繰り返しに関して怒鳴った事もあった。 その結果、彼自身は壁にぶち当たり非常に悩んだ事もあったようだが、その壁も乗り越える事が出来そうになってきた頃に異動になってしまった。 でも、彼自身の努力は多少なりとも実にはなっていたようで、先に書いた通り手伝いに来てもらった時に一人で対応できるようになっていたのである。
何故、偉い人たちは「部下の本質を見ようとしない」のだろうかと常日頃思う事がある。 「印象が暗い」とか「虐められている」、「可哀想」というように見た目だけで判断するから、今回のような誤った人事を行う結果となってしまったのではないだろうかと思う。 ボクは彼を直接指導しているから彼の状況は手に取るように判っていた。 隣の席だったので、当然のように日に何度も彼の状況を観察し、何かヤバイ状況になっていないかというのも掌握していた。 本当にヤバイ時には怒鳴らないようにしていたし、使い分けはキチンとしていたつもりなのだ。 でも、本質をいようとしない人たちにとっては「単なる虐め」にしか見えていなかったようで、本当に残念に思っている。
結論として、「ボクの指導に誤りはなかった」というのが今の印象。 そして、その指導の結果として僅か9ヶ月ながら、それ以上の変貌を彼は遂げる事が出来たのではないかと思う。 周囲が気が付いてくれれば幸いなのだが…

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