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入札の意味を知っていますか?

開発局の事業に応札した業者が入札金額を2,530万円と入力すべき所に2,530円と入力して落札、入力ミスと言うことで業者の方から断って、3ヶ月間の指名停止になった事件がありました。
この件に関して、いろいろ個人のサイトで批判を書かれている方がいますが、入札の意味を分かっていない方もいらっしゃるようで、「開発局の担当者がバカ」って書かれている方もいらっしゃいますね。
その方は、「いくら何でも安過ぎなのだから、開発局の担当者が確認すべき」と主張されているのですが、なんの基準を持って安過ぎとしているのか不明ですし、そもそも「あんたの所安過ぎなんだから、もっと上げてよ」って言うのは、みんなの税金を預かっている公務員の行動としては拙いでしょ。
「安くやります!」って言っている所に「安いんだけどホント?」って確認して、再入札をさせたら入札の公平性も失われますしね。 そんなことが当たり前にできるのなら、入札制度なんていらないわけですから。
民間企業だと入札と同じようなものとして、相見積もりを取った上で検討して決めることがあります。 その場合は一律に安い所に決まるわけではなく、見積もり仕様書と総合的に検討した上で決定されますので特に問題は発生しませんし、各社個別に確認・調整をさせることもありますから確かに役所のような変な結果にはなりません。
ただ、それは民間企業の場合は必ずしも公正である必要がないからできる話であって、これをそのまま役所に当てはめるわけにはいかないでしょう。
批判するのはかまわないと思いますが、知りもしないで「バカ呼ばわり」するのだけは避けた方が良いと思いますが… 如何ですか?
今回で言うと「バカ」は入力ミスした業者でしょ? ただ、電子入札の仕組みにミスを誘発するような問題がないとは言い切れないですけどね。

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