高速道路や自動車専用道路の延伸で、層雲峡もだいぶん近くなりました。 今回は特に飛ばしたわけじゃないのに2時間チョットで到着。 以前は3時間コースだった事を考えると、ホント近くなって行くのも楽になりました。
さて、先月になりますが、せっかく休みが取れたので急遽、氷瀑まつりをやっている層雲峡に1泊してきました。 いつもは、氷瀑まつりの会場に大変近い層雲峡観光ホテルに泊まるのですが、今回はオンシーズンという事で取れなくて、以前から気になっていた湯元銀泉閣に宿泊しました。
まず、温泉ですが、ここは湯元を名乗っているだけに自家源泉を7本持っていて、層雲峡でも珍しい源泉100%の湯となっています。 当然のことながら源泉掛け流しの湯になっていますので塩素臭など一切ありません。 ただ、泉質は単純泉という事もあり濃厚感は感じられません。 それでも、肌が滑らかになる感じがしました。
浴槽は内湯と露天風呂の2つ。 露天風呂は駐車場のすぐ脇にあるという事もあり壁に囲まれた上に、すき間が殆ど無いくらいに屋根がかかっているので開放感は皆無に近いです。 ただ、外にあると言うだけなので、開放感を求める方には不満が溜まるお風呂でしょう。
食事は残念ながら山奥の宿なのに海産物が多くて、ちょっとイマイチです。 これは層雲峡の宿全般に言える事なのですが、もっと地場の食材を活用した料理で、もてなして欲しいところです。 ぶっちゃけ、蟹は要りません。 山の宿なのだから、山の宿らしい食材を使った料理を工夫して欲しいです。
近くには大雪アンガス牛が飼育されている牧場があるわけですし、愛別のキノコというのもあります。 ちょっと足を延ばせば、幌加内の蕎麦というのもありますね。 そういった、地元の食材を活用した料理を出してこそ、本当のもてなしというのではないでしょうか。
まぁ、そんな中で満足できたのは、社長が釣ってきたという山女魚の唐揚げでしたね。 そういった、ちょっとしたものが顧客の満足度を高めるのではないかと思います。
お土産は欲しいものが皆無でした。 残念ながら層雲峡には「これ!」といった特産物もないので仕方のないところでしょうが、多くが札幌の会社が販売元となっているものばかり。 せめて、旭川の会社が販売元になっている(もっと言えば、製造者になっている)お土産が欲しいところです。
ちなみに、部屋出しの御菓子は桜あんの水まんじゅうなのですが、これが大変美味しい。 売店で売っているもので唯一、買いたいなと思ったのはこれだけでした。 結局は買わなかったのですが…
と言う事で、温泉はまぁまぁ満足できるレベルなのですが、食事がチョットねぇ…と言う事で、★は3.5とさせていただきます。 もっと、もっと、工夫をした料理を出して層雲峡一の宿になって欲しいところですね。
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