ネットでは火が無くても煙が立つは本当なのか?


スマイリーキクチ氏がリツイートした投稿に気になる部分があったので、インターネットリテラシーという視点でザックリと記しておこうと思っています。

その投稿はこちらです。

この意見には概ね賛成ではあるのですが、違和感があるのは「ネットでは火が無くても簡単に火元を作ることができる」という部分です。

本当にそうなのでしょうか?

ネット上の個別の事象を一つ一つ分析したわけではないのですが、僕の所で観測している範疇で言うと「必ずしもそうとは言えない」という感じです。多分、炎上した人から見た時に「自分は何もしていないのに…」という意識があるから、気が付いていないだけなのではないのかという事例を多数見かけます。

例えば、直近で僕自身が対応をしたネットストーカー案件で言うと、確かに被害者本人の話を聞く限りは非が無い(火が無い)ように思えました。なので、警察署に相談するように進言しました。

この案件については偶然にも加害者から僕に対してコンタクトがあったので話を聞いたところ、完全に被害者が火を付けて回っていました。具体的には「思わせぶりな対応をしていた」という事なんですね。異性間ではありがちな話です。

その被害者は、本人が気が付かないうちに同様の対応を他の人たちにも行っていたことを僕の方では把握できていたので、どうしたものか…と思案しました。加害者が行っている行為は明らかにネットストーカーですが、警察署の生活安全課では痴情のもつれという認識をされて対応されない可能性が高いなあと。

実は、警察署で対応する警察官の多くは「ストーカー」のきっかけは痴情のもつれという認識を持っているような感じです。なので、被害を何度訴えても対応されず、最終的には被害者に直接危害が及んでしまい残念な結果になってしまうという事件が多いように感じています。

そこで僕の方では、このネットストーカー案件について警察本部のウェブサイト等から情報提供をすることにしました。特にサイバー犯罪対策本部(課)に届くように文章を考えて。結果として、最初に対応した警察官を動かすことが出来、加害者の方へ警告が行き収束しました。

ただ、懸念事項はあって、被害者の方が「自分の何気ない行動が事件を起こすのだ」という認識を持たないと事件は繰り返されることになります。

この例と同様に「本人の無意識の行動」が結果として火種として燻り、煙が立ち、炎上するという事例はたびたび観測する所です。なので、火が無くても煙が立つことは殆どなくて、実際には被害者本人が火種を知らず知らずに蒔いている可能性もあるのではないかというのが僕の認識であり、インターネットリテラシーという視点で言うと「自らの行動を慎重に行うべき」という事になります。

特に、SNSやコミュニケーションツールでのやりとりが火種を蒔きやすいので注意が必要です。一対一のやりとりだからと言う安心感が知らず知らずのうちに火種を蒔く結果になっているので、公開で投稿や発言するのと同等の慎重さが必要になると思います。

ちなみに、スマイリーキクチ氏の事件に関しては匿名掲示板全盛の時代のことですし、SNSが未発達の時代の出来事であると認識しているので、確かに「火の無い所に煙が立った」事例であったとの認識です。ただ、今の時代はあの頃とは違っていて、SNSやコミュニケーションツールによって本人が意識しないうちに本人が火を点けてしまう時代になったのだという事を認識しておくことは重要なポイントかと思います。


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