新社会人の皆さんへ老人からアドバイス

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歳を取ると昔のことを回顧してしまうクセが付いてしまうんですよねぇ。と言うわけで、昔を振り返って「新社会人の皆さんへのアドバイス」的な事を書いてみたいと思います。なお、僕の経歴について「プロフィール」のページに一度、目を通してからの方が内容を理解しやすいかもしれません。

ローカル局とは言え、放送局って給料が抜群に良いんですよねぇ。まぁ、社会人生活の始まりが放送局でしたから「世間並みだろう」と思っていたのですが全然そんな事は無くて、放送局を辞めてから再就職の為の仕事探しをしている時に必ず聞かれる「幾ら貰っていたんですか?」という質問に「正直に」答えると絶句されるくらいの給料を貰っていたそうです。少なくとも北海道では「中小企業の経営者でやっと貰える給料だ」と言われました。ハイ。

ただ、基本給自体は実は「世間並み」であって、高額の理由の一つは「青天井で出る時間外手当(それだけ時間外が多い)」事であり、もう一つは「ボーナスが抜群に高い(年間で10ヶ月分くらい)」というのが実態だったりします。なので、ぶっちゃけ時間外をしなくても良い仕事になれば月給的には世間のサラリーマン並みに下がる事になります。ただ、時間外が青天井と言っても労働組合があるので一定の網も張られていて、年間的には千時間弱に抑えられたりはしていました。

さて、放送局にいた時の仕事は全般的に「やりたい事」をやらせてもらえていたので、時間外が多くても決して苦になることはありませんでした。休日出勤も適切に代休をもらえる為、全く苦にしませんでした。しかも、時間外手当が全額支給されるのですから、時間外が多いとは言え「超ホワイト企業」と定義しても良い会社だと思います。しかも、基本夜型の人間だし、資料作りとかのデスクワークであれば時間外の方が邪魔が入らない分、効率的に仕事をこなすことが出来ましたし苦になる要素は全くなかったとも言えます。

そんなある日、自分が先頭に立ってやっていたプロジェクトの一次リリースが終わって人事異動の季節がやってきました。そこで、想定外の異動を内示されます。それは、今までとは180°異なる職場への異動でした。しかも、プロジェクト自体が終わったわけでは無いのに…

その瞬間は大丈夫だったのですが、引き継ぎ文書の作成やら何やらで時間外をしていく中で心の中で何かが崩れ始めているのが判りました。ただ、その正体は全くわかりませんでした。

実際に新しい職場に異動して、仕事を少しずつ覚え始めていく毎日が続く中で、ある日突然、身体に変調を来すようになりました。通勤途中に嘔吐してしまい、前に進めなくなってしまうのです。身体は前に進もうとしても、心がそれを拒否するのです。微熱も続くようになりました。その時も、まだ原因が何か気が付きませんでした。近所の内科に通うものの原因不明としか言われないのですが、何故か抗うつ剤が処方されるようになっていました。そんな状況だったので、心療内科に行ってみたところ「心身症である」という診断をされました。

会社に診断書を出し、休みを貰います。でも、状況は好転しませんでした。

最終的に「復職する為には、元の部署へ戻すことが必要」という診断書を貰い、会社に提出しましたが聞き入れられることはありませんでした。ひょっとすると人事まで届かずに途中で握りつぶされていたのかもしれません。そういった意味では「ブラック企業」と表現しても良いかもしれません。有給を使い果たし、最後の選択として会社を辞めるという選択肢しか残っていませんでした。

ところが、それからも所謂「9 to 5」という生活は出来なくなってしまっていました。歳を重ねてしまった影響もあるのでしょうし、一度壊してしまった心は戻らないと言う事もあるのでしょう。2年ほどの休養を経て一般企業に再就職しても長続きはしませんでした。結果として、ある程度時間が自由になるように自分で会社を立ち上げざるを得ない状況になってしまいました。高齢で、再就職の道を閉ざされてしまったというのもあります。

現在は身体に無理がかからないように昼前に起床する生活をしています。

さて、長々と書いてきましたが「新社会人の皆さんへのアドバイス」とは「根詰めて仕事をこなしても評価されることは少ない」と言うことと、それで「心身を壊してしまうと再起は不能になる可能性が高い」という事です。常に、ストレスを溜めることが無いように逃げ道を作っておくことが大事だと言うことです。だからといって「直ぐに転職しろ」とは言いません。履歴書が派手になればなるほど「中身を問われる」事になりますから。若いうちは良いのですが、年齢を重ねると「管理職的能力」は必ず求められます。そういった実績も作りつつ、無理の無い仕事の仕方をすることが重要になるとだけ言っておきます。

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