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微妙な誘導

本日、銀行に行ってきて窓口で住宅ローンの「固定金利選択」を行ってきました。 基本的に「ゼロ金利継続は金融政策の誤りだった」とされていることや、現在の日銀総裁の意向などを考慮し、選択できる期間では最長の10年固定を選択してきました。 ぶっちゃけ、金利は決して低くないのですが、先の事を考えると短期の固定金利を選択する局面ではないと判断しました。
窓口に行くと案の定、窓口担当者が「変動金利の方が金利が低いので良いですよ」と勧めてきましたが、頑なに断りました。 だって、前回は政策金利が0%の時代に3年固定を選択し2.85%の金利適用だったのですが、今月の適用金利を見ると政策金利は僅か0.1%なのに3.35%と0.5%も上昇しているのです。 これだけでも短期の固定金利を選択するのは得策ではない事が判ります。
又、今後、大恐慌に突入しない限りは政策金利は現状が底であり、上昇する事しか考えられないのは明白です。 しかも、白川総裁は「金利を上げたい人」なので、僅かでも景気回復局面になれば政策金利が上昇していくのは明らかですし、現状の金利が数年も続く事は考えられません。 それらを考慮すれば現状で変動金利を選択するのは有り得ない話です。
実際、多くのファイナンシャル・プランナーは長期固定金利(新規の場合は全期間固定金利)を勧めていますし、自分が相談された時もそのように勧めます。 ちなみに定期預金に預ける時は、短期間(3ヶ月もしくは6ヶ月)を勧めています。 何故なら、先に挙げた理由により、より有利な金利を適用されるようにする為です。
銀行は儲ける為には何でもします。 利用者を騙す事を平気で行う人種ですので、絶対に独立系ファイナンシャル・プランナーに相談しましょう。 銀行は、貸出の場合は短期固定金利(もしくは変動金利)を勧めてきますし、預入の場合は長期固定金利を勧めてきます。 でも、これは真逆ですので騙されないようにしましょう。
私は昨年から営業用サイトで述べていますが、「現在は金利上昇局面」です。 借りる場合は長期固定金利で、預ける場合は短期固定金利で、が大原則です。 目先の金利に騙されないように、慎重に検討しましょう。

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