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デジタル的アナログ的

ボクは社内で「デジタル的だ」と良く言われる。 ボクと話す相手から見たときに「自分の主張が通らない」→「融通が利かない」→「0と1しかないデジタル的思考だ」という事になるようなのだ。
でもねぇ…


全てのケースで「出来る」or「出来ない」の二者択一の判断をしているわけではないのですよ。 例えば、緊急性が高い部分に関して「即時対応は出来ない」けど「こうこうやれば運用で回避できるよね〜」という提案をさせてもらう事は多い。 その提案を実際に適用していただいて巧くいくケースは本当に多いし、そういった提案を受け入れてくれる心の広い人からは非難を受けた事はない。 ボクの事を非難する人は概ね「こうこうやれば運用で回避できるよね〜」という提案を即時却下して、自分の主張を押し通そうとする人に限られるように思う。
結局、ボクがデジタル的思考なのではなく相手がデジタル的思考なのだ。
もう一つのケースとしては、現場の方から「xxxのアプリケーションを導入して欲しい」とか言われる事がある。 たいがい、そういったお願いは業務に直接関係ない場合が多い。 あるいは、それを導入する事で業務効率が上がるものではない(本人は効率が上がると思いこんでいるけど…)場合が多い。 やはり、そのようなケースでも自分の主張が通らなかった方からは非難される事がある。 ただ、これに関しては会社の「情報セキュリティ規定」に抵触する可能性があるものもあり、こちらとしても自分の身分を確保するためには柔軟に対応するわけには決していかないケースもあるのだ。 罰則規定がある場合には、自分の首すら危うくなるケースもあるので迂闊には相手の主張を受け入れられないのだ。 相手は無責任だから勝手な主張をするけど、こちらは責任問題になりかねないから仕方のない事なんだけど理解してもらえない。
そう、ウチの会社の人たちは無責任な方が多いのも特徴かもしれない。 無責任に好き勝手する事が柔軟な対応(=アナログ的思考)だと思っているのだから質が悪い。 その思考が上層部だけではなく下の人たちにも蔓延っているし、会社側だけではなく組合側にも蔓延っている。
今まで「なぁなぁ」でやってきて見かけ上巧くいっちゃっていたので、現代でもそのノリが通じると信じておられる方が多数おり、そういったノリの方がどんどん昇格してしまうものだから下の人たちもマネをしてしまうのだ。 いつまでそんなノリが通じるのだろうか… このまま行くと数年後(10年持たずして)には会社は破綻してしまうように思える。 誰もマジメに将来のあるべき姿を考えないで、その場のノリだけで進んでしまうのだから。
やばくなったらトッとと逃げよう。 その為には何事にも深入りしない事が肝要かもしれない。
追記:
あ〜、ウチの会社のアナログ的なところとしては「それは運用で…」という言葉が多い。 これは会社側も組合側も使う言葉なんだけど、要するに「明文化すると後で問題が発生したときに責任問題になるから明文化しない」という無責任思想から来ているものであって、決して柔軟に対応しようなんて事を考えているわけではないのだ。 カチッと決めてしまうと後から変えられない(=自分が責任を取らなければならない)と思いこんでいるデジタル的思考から来ている、ある意味いい加減なやり方なのだ。

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