この図は、原油価格の動向を示すWTI先物期近物の価格動向を示しています。 リーマン・ブラザーズ破綻から始まった一連の金融混乱によって、商品先物からも資金が流出しており、直近では80ドルを割っています。 一般に、需給を適正に示す価格帯としては80〜100ドルと言われていますので、そのラインを割ったことになります。
ここから、まだまだ下がるのか?それとも上昇に転じるのか?気になるところです。 ただ、ハッキリしているのは世界同時不況によって需要が減退していることですね。 供給過剰になれば、当然値段が下がるわけですから、もう少し下がる余地はあるのかもしれません。 でも、北半球は冬を迎えて需要が伸びる時期でもあります。 ここら辺のバランスが取れた価格帯は、いったい幾らなのかが気になるところです。
雰囲気的には70ドル近辺で下げ止まりという感じもしなくはないですが…
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