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バブル崩壊へGo!

今日も上場企業が破綻した。 これで、今年に入って実質12社目だそうである。 しかも特徴的なのは不動産・建設セクターが多いと言うこと。 不動産の中でも特に不動産流動化事業を行っていたところが多い。 実は非上場企業の破綻についても同じ事が言える。
原因としては、サブプライムローン問題に端を発した信用収縮による流動性資金の停滞が挙げられる。 不動産流動化事業を行っている会社は銀行から資金を融資により調達し、物件を開発して、投資会社などに売却するのであるが、投資会社に資金が回らなくなってしまった為に買い手が現れず、物件が在庫として残ってしまったのが原因だ。 それにも増して、銀行による貸し剥がしや融資の停止などが重なり、黒字であったとしても運転資金が底をついて破綻してしまうようである。
銀行による貸し剥がしは徐々に酷くなってきているらしくて、何らかの手段で資金を調達しても銀行に持って行かれてしまう為、運転資金として使うことが出来ない状況になっているらしい。 これって、バブル崩壊の時に似ていませんか? あの時も、銀行の貸し剥がし・貸し渋りが社会問題になったことがあったが、それと全く同じ事が起きているのである。 しかも、間に介在するのが不動産であると言うところまで一緒だ。
日本人は失われた十年で何を学んできたのだろうか? 歴史は繰り返すと言うが、今回は表向きは海外のバブル崩壊が引き金になって日本の会社が被害を被っているのであるが、実際は不動産バブルが日本でも起こっていたということなのだということを忘れてはいけない。 例え規模は小さくてもバブルはバブルであり、それはやがて崩壊するのだということを再び学ぶべきであろう。

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