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北海道における新型コロナ感染者数の推移(GoToトラベルの影響か?)

北海道は新型コロナの感染状況をオープンデータとして公開されています。そのデータを使って色々分析しているのですが、特に新規感染者数の推移をグラフ化するといろんな事が見えてきます。それが下のグラフです。

濃い青線で補助線を引いていますが、縦線に注目してください。左側がGoToトラベルが開始された日で、右側がその一週間後です。で、薄い赤線が新規感染者数の7日移動平均になります。

7日移動平均を見ると右側の青線の所から急上昇していませんか?そして、その後は第二波後の小波よりも高いところで推移しているのが判ります。濃い青の横線は上が第二波後の小波で一番高いピークの所で、下が第二波後の小波で一番低いピークの所になります。明らかに濃い青の横線の下の線よりも上で推移している事が判ります。

これって、GoToトラベルの影響が出ているのではないかと見る事が出来ないでしょうか?

残念ながら沖縄県はオープンデータがないため分析できていないのですが、やっぱり観光と言えば北海道か沖縄県が一番に挙げられると思うんですよね。なので、沖縄県も北海道と似た傾向になっている可能性があるかと思います。実際、沖縄県は10万人あたりの新規感染者数がトップですし、北海道よりも人口は少ないにも関わらず北海道と同等またはそれ以上の数字が連日出ています。

もちろん、ウイルスには一つ一つIDが付いているわけではないので科学的に因果関係を調査するのは難しいとは思いますが、グラフが全てを物語っているのではないかと思うのですよ。実際、ウチの近所の観光名所で見てみると、道外からの観光客が新型コロナ以前に比べると圧倒的に少ないですが戻ってきていますし、そうなれば北海道民と道外からの観光客が接触する機会も増えるわけですからね。

しかも9月下旬からは急上昇を続けていて第二波に匹敵する高さにまで上昇(2020年10月10日現在)しています。

一度実行したものを止める事が出来ないのは日本政府の特徴である事は第二次世界大戦を見ても明らかですが、一度、どこかのタイミングでGoToトラベル事業を一時停止するという判断も必要なのではないかと思うのですよ。このままだと、本当に地方に新型コロナウイルスをばらまくだけの事業になってしまうのではないかと危惧しています。

信じるか信じないかは貴方次第です。

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