バイキング料理に於ける割れ窓理論


実は私、温泉宿のバイキング料理が嫌いです。
いや、基本的にバイキング料理が嫌いです。
好きなものを好きなだけ食べられる良いシステムのハズなんですが、嫌いなんです。何故かというと、大皿に盛られている料理が粗雑に扱われて汚らしく見える事が多いから。極端な話をすれば、残飯みたいに見える事も少なからずあるわけです。それでは食欲が湧きません。なので、バイキング料理が嫌いです。
でも、気が付いたんですよ。
バイキング料理が悪いわけじゃないって。
それは、ちょっとお高めのランチバイキングとか、ちょっとお高めのホテルとかの夕食バイキング、朝食バイキングを経験して気が付いたんです。作り手が良い仕事をしていないものは、御客様に粗雑に扱われるのだと言うことを。ちょっとお高めの所は手抜き感が見られないんですよ。なので、御客様も丁寧に料理を扱うので最後までキレイに見えるのです。それに対して、多くのホテルとかでは既製品を出したり、料理人がよい仕事をしていなかったりするんですね。そうなると、料理も安っぽさが見えるせいなのか、御客様が粗雑に扱うので途中でグチャグチャになり、食欲をそそられなくなるんです。
そう、まさしく割れ窓理論です。
「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される。そして犯罪が多発する。」ってヤツです。美味しそうに見えない料理は、料理人がよい仕事をしていないという象徴になり、御客様も雑に扱う。やがて、残飯のようになるという感じですね。
コスト削減で汲々としているのは判ります。でも、やはりプロなんだから良い仕事をして欲しいのです。そうすることで、出された料理も丁寧に扱われ、御客様にも感謝されるわけなのです。食材の高い安いは関係ないです。一手間加える、心を込める、そういったことが御客様に伝わるのだと言う事を理解して欲しいなぁって思うのです。既製品率を下げることも重要です。ゼロにしろとは言いませんが、やはり半数以上が既製品だと食べる方も萎えます。そういった御客様の気持ちになって考えることが重要なのではないかと思います。


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