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サーバー復旧できない鯖屋

実は数日前から知ってはいたんですけど、ミクストメディアという大分の会社のサーバーサービスがダウンしています。 ダウンし始めてから一週間以上経過しているのですが、状況は好転するどころか悪くなる一方みたいです。 これって、ひょっとしてサーバー管理していた人たちが現場からいなく(退職?)なってしまい、対応できる人間が不在という事ではないでしょうか。
これ、実は他人事のように聞こえるんですが、一般の企業でも起こりうる話です。 特にサーバーを自社内に抱え込んでいるところは、同様のリスクを負っていると考えた方が良いでしょう。 当然、人的能力の問題がありますからドキュメントさえ揃っていれば何の問題もないという話ではありません。
例えば人事異動などで現場から鯖管を別部署へ異動させてしまった場合。 この場合、同一建物内の別部署であれば人的応援をしてもらう事が可能でしょうが、支社などへ移動させてしまった場合にはそうはいきません。 特に中小企業であれば、人的資源が枯渇していますから社内応援というのも厳しい事態も考えられるでしょう。 これは、きちんとリソース管理できていない人事の問題ですから、人事担当者は首をくくるべきでしょうね。
退職なんてされてしまったら最悪です。 もう、打つ手はありませんから、大枚はたいて業者に御願いするしかないかもしれませんし、そもそもダウンしているものを元に戻す業務を請け負う業者がいるのかどうかも怪しい話です。 この場合は、引き留めなかった上司が首をくくるべきでしょうね。
サーバー管理というのは知らない人から見ると簡単そうですし、そもそも頻繁にダウンするものではありませんから、部外者がリスクというものを考えるなんて有り得ない話かもしれません。 でも、ダウンしたときに迅速に復旧できるかが、サーバー管理者の能力というものなので、そこを過小評価すると今回のミクストメディアのように痛い目に遭う事になるでしょう。
いずれにしても、システムというものは設計思想も含めて脈々と受け継がれてきたもの。 もしくは、サーバー管理者の思想が反映されたものであり、突然入ってきても理解できる話ではありません。 日頃から、「いざ」と言うときに痛い目に遭わないように、サーバー管理者は大切に扱いましょう。
自分自身も前の会社で前任者から引き継いだときは、何とか自力でソフトランディングさせた(というか、前任者は幸い能力が低かった)ので事なきをえたのですが、突然の異動で全く後任へ引き継げていないのが心残りなのです。 後任者は能力はあるけど、プロジェクトマネージャーとしての冷静さに欠けるので「いざ」と言うときは本当に心配ですわ。 めっちゃハードランディングだったので、たぶん僕の設計思想は全く引き継がれていないでしょうから。 ミクストメディアと同じ目に遭わないよう祈るばかりです。

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