姥の湯は鳴子温泉で最も古い宿のひとつで、義経伝説とも絡んだ由緒ある温泉だったりします。 ここは湯めぐりチケットでシール2枚分(全部で6枚ついている)で入れ、現金でも500円で入浴可能な温泉です。 タイミングが合えば4種類の異なるお湯を楽しめるという、大変リーズナブルな温泉です。
建物は木造の古くからの宿という感じで、中は迷路状になっているのも趣があって宜しい感じがします。 清掃は非常に行き届いていて、チリひとつ落ちていませんでした。 ここも、脱衣所や浴室は狭く一度に何人も入れるような所ではないのですが、古いところにはあんまり人が来ないのか僕らを入れて日帰り客が3組と湯治客と思われる方が数名といったところだったのでゆっくり楽しむ事が出来ました。
先にも書きましたが温泉は4種類あり、全て源泉100%掛け流しの湯になっています。 ただ、4種類のうち1種類は「宿泊客専用」と書かれていたので入れませんでしたが…(後の情報では日帰り客も入れるという話もあるようです) また、もう1種類は露天風呂型式になっており1ヶ所しかない為、時間によって入れなかったりします。 実際、僕らが行ったときには女性用になっていた為、ツレだけが楽しんできました。
さて、残りの2種類ですが、ひとつは単純泉で鉄分が多いのか赤茶けた色をしていました。 源泉そのまま故に非常に熱いのですが、出たり入ったりを繰り返して身体を慣らして楽しんできました。 非常に身体が温まります。
もう一つは含食塩重曹-硫黄泉で、若干青みがかった白濁した色をしていました。 たまたま湯の入れ替えタイミングと重なってしまい、少々待ってからの入浴となりました。 こちらもえらく熱くて、出たり入ったりを繰り返す感じだったのですが良い湯でした。 入浴中に従業員の方が温度を測りに来たので話を聞いたところ、「早くお湯をためようとするとどうしても熱くなるんで、難しいんですよ」とのこと。 絶対に加水しないというこだわりを感じさせる言葉でした。(ちなみにその時の温度は45℃と言っていました…)
一度に4種類の湯(しかも全て源泉100%掛け流し!)を楽しめる大変贅沢な温泉で、ホンモノの温泉を求める方にはお勧めです。
日帰り入浴のみの利用でしたので★は付けませんが、大変良いお湯でした。
(写真の説明)
建物の写真と、休憩コーナーです。
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