別に放送局の人間がインターネットに背を向けてきたわけではないのだが、どうも一般の方から見るとそうは見えないようですね。 放送局に勤めるシステム屋としては大変残念に思います。 前も書きましたが放送と通信(=ネット)の融合っていうのは十年以上前から頻繁に言われている話であり、今に始まった話ではないのです。
基本的にいま一番力があるのはコンテンツホルダーである。 ポータルポータルと騒いでもコンテンツを持っていなければ何にもできないのだから当然である。 一コンテンツホルダーとしての放送局も当然ネットでの配信を検討してきたわけであるが、一つのコンテンツには多くの権利が複雑に絡んでいるので一筋縄ではいかないのである。 だから未だにネット配信をできていないのである。 これはニュース素材に関しても同様である。 たぶんここの話は知られていない話だと思う。 現に、先日聞かれましたから。 IT関連企業の人に。
ほりえもんはコンテンツホルダーとしての放送局に目を付け、かつてライブドアに改称したときのように知名度も含めて活用したいと考えているのだと思う。 それは、前にも書いた。 ただ、放送局を手中に収めても、そこにあるコンテンツを好き勝手に使えないのだということは「想定の範囲内」なのだろうか? まぁ、聞けばそう答えるよな。 たとえ「想定の範囲外」であっても…
この争い、アメリカと悪の枢軸の戦いに非常に類似してるが、最終的にどうなるかは判らないけど一時的には悪の枢軸の勝ち戦なんですよね。