「JUGEM、正式版への移行中に一部データが消失」(INTERNET Watch)
これをみてまず思ったのは…「ふつ〜、バックアップ取ってから始めるだろ」
僕らサーバーを管理している人間は、サーバーに対しての大きな作業を行う場合には必ずバックアップを取ってから作業を開始します。 それは、そのサーバーに置かれているデータを消失させたときの影響が大きいからです。
たとえ無料でサービスを提供していても、お客さんにとってはそこに置かれているデータの重要度は変わりません。
サーバーのクラッシュなどによるデータの消失は「無料のサービスなのだから…」と言い訳もできるでしょうし、そもそも約款に「データの消失に対する保証はしない」と書かれているでしょうから問題は起こらないでしょう。 ただ、JUGEMの事件はJUGEMの都合で行った作業の時に適切な対応を怠ったために発生した消失ですから、JUGEMの責任は免れないでしょうね。 この場合、もし訴訟沙汰になったら司法は同判断をするのか知りたいところですが…
まぁ、うちは幸いにしてそんなお気楽な会社のサーバーは使っていないし、自分でもある程度バックアップは取っているので大丈夫と言えば大丈夫なのですが、被害に遭われた方はショックを受けている方もいらっしゃるでしょうね。
JUGEMの側も復旧に努力はしたそうなので、それで納得してくれるユーザーさんもいらっしゃるのでしょうが、サーバー管理する側の立場にある人間からみると今回作業した連中は絶対に採用したくないですな。 自分の立場と事の重要性、作業を進めるにあたっての慎重さに欠ける人たちですから。