札幌市内にお住まいの方の某ブログで「BSアンテナの買い換えと地上デジタル用アンテナの購入をして、デジタル放送が見られるようになった」と書かれている方がいらっしゃったのですが、まんまと電気店に騙されたようですねぇ。
まず、BSデジタル放送ですが、特にアンテナの買い換えをしなくても見る事は可能です。 実際、ウチではそれで何ら問題はありません。 何故なら、電波の型式が変わったわけではないので、従来のアナログ放送用と何ら違いはないからですね。 但し、BSデジタル放送の電波はBSアナログ放送に比べて若干微弱になっているため、古すぎるアンテナの場合は性能的に受信できない可能性があるみたいです。
次に、地上デジタル放送ですが、北海道の場合はどの地域でも必ずUHFでの放送がなされていますので、アナログ放送を全局見られている場合には特にアンテナを購入する必要はございません。 地上デジタル放送用と銘打って売られているアンテナは全て普通のUHF用アンテナです。
では、対策が必要な家庭はどのような家庭でしょうか? まず、マンションなどの影になっていて、マンションなどからの配線を使って受信している家庭。 このような場合は、アンテナ近傍でUHFからVHFへの変換を行っているケースがありますので、地上デジタル放送は受信できない可能性があります。 同様に、何らかの共聴施設を使っているケースもVHFへの変換が行われている可能性があるので受信できない可能性があります。
これらのケースの場合は難視聴エリアなので自宅にアンテナを建てても受信できる可能性は非常に低いです。 従って、共聴設備の管理者に申し入れを行って、根本的な対策を行う必要があります。 マンションの影になっている場合には、分配を受けているマンションの管理組合に申し入れを行いましょう。
地上デジタル放送を受信できない場合には、電気店などに相談する事も大事ですが、物を売らんが為に騙す可能性がありますので、まんまと騙される事がないように「地上デジタル放送推進協会(Dpa)」に問い合わせを行いましょう。 恐らく、親切丁寧に教えて貰えるはずです。 騙されて無駄なお金を使わないように、十分な知識を付けておきましょう。
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