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発達障害と犯罪、そして検察

ある雑誌を読んでいて判ったことなのだが、「奈良高一放火殺人事件」の加害少年は広汎性発達障害だったそうで、その事を書いた本が物議を醸しているのは報道されている通りである。 ただ、我々一般人が理解する上で適切な報道がなされるのは必要なことであるから、この手の出版物に対して公権力の介入があってはならないと感じる。
ちなみに、精神鑑定をした医師が有罪判決を受けているのは御存知の通りであり、このような事態になったのは検察が書いた筋書き通りに少年を一般犯罪者に仕立て上げることが出来なくなったための公権力介入であることは自明とされている。 本来、犯罪者として処罰するよりも優先すべき事があっても、検察は犯罪者を仕立て上げたい集団だから、筋書き通りにいかなくなれば恨みもつのるというものであろう。
さて、広汎性発達障害と犯罪の関係であるが、一般的には「ない」とされているようであるが、現実問題としては「ある」ようで、実際に多くの事件が引き起こされていることは報道されている通りである。 ただ、広汎性発達障害だから犯罪を引き起こしているのか、犯罪を引き起こしている人の中で広汎性発達障害の患者が多いのかを明確にしないと、我々の病気に対する理解も深まらないだろうし、世の中が良い方向へは行かないと思う。 そう言った意味で、適切な研究がなされて、適切な報道がなされることを期待したいと思う。

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