「一般家庭向けISPのIPアドレスはどのくらい変化しているのか」(高木浩光@自宅の日記)という記事によると、CATV系のネットワークではIPアドレスが変化しにくいらしいことが判った。
ウチはJ-COMなのだが、極々希に(たぶん数年に一度)割り当てられたIPアドレスが変化することがあるのだが、ほぼ固定と言って良いくらいに同じIPアドレスが割当たる。 まだ個人の家庭でISDNを導入するのが珍しかった時代(導入時にはNTTの法人営業とやりとりした)からインターネットを使っていると「IPアドレスは接続する度に変化するもの」という思いがあるので、大変不思議な現象だった。 ルーターの電源を入れ直そうが、ケーブルモデムの電源を入れ直そうが、毎回毎回同じIPアドレスが割当たるのだから不思議でたまらなかった。
高木浩光氏の記事によると、ルーターのMACアドレスが変われば、割当たるIPアドレスも変化するそうであるが、そうでなければ基本的には同一のIPアドレスが割当たるらしい。 従って、事実上の固定IPになってしまっているのだそうだ。 これは、便利な場合が多いものの不便なケースも見られる。 例えば、固定IPを前提としていないサービスなんかは、その典型で動作に制限を喰らうことがある。
実は、この「事実上の固定IP」という動作が、インターネット上に於いて個人を特定してしまう可能性があることは自明のことだ。 従って、理想を言えば「DHCPのリース期間が切れた段階で同じIPアドレスを割り当てない」という動作が大変望ましいのだが、J-COMさんはどう考えているのだろうか?
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