「ユーザーの日記をミクシィが商品化? 新しい利用規約にユーザーの反応は?」(MarkeZine)
何だか小難しい日本語で書かれているらしいのだが、簡単に言うと「ユーザーはミクシィ上に公開したものの著作権を放棄せよ」という事らしい。 これは日記だけに限らず、動画も含め手だそうである。 恐らく写真などの静止画も同様の扱いではないだろうか?
ちなみに、ウチのサイトはミクシィ上ではエントリの先頭40文字分とリンクしか公開していないので、いくらでも商品化していただきたいし、大歓迎である。 ボクが作ったブログ及びウェブサイトの著作権は放棄する気は全くないので、リンク先も含めて商品化したいとの申し入れがあった場合には個別に検討させてもらう。
それにしても、東証マザーズ上場企業は「一般の人と思考回路が違う人たちの集団」なんだな。 まぁ、某証券会社にレーティングを引き下げられたくらい、経営の先行きは怪しいようなので、何でも自分のものにしたくなるんだろうな。 ジャイアニズムの典型みたいなモンだ(苦笑)。
追記:
ミクシィは今回の問題に関して、火消しに躍起になっているようで、本日付で追記として「著作権を放棄させるものではない」旨のお知らせを出しています。 しかしながら、18条の2に「ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。」と書かれているのは疑いのない事実。
では著作者人格権というのは何かとWikipediaで調べると「著作者がその著作物に対して有する人格的利益の保護を目的とする権利の総称」とされている。 財産的利益ではないとのことなので、財産権の行使を抑制されるわけではないが、人格的利益は抑制されるのである。 ちなみに、Wikipediaには「範囲を限定しない著作者人格権の不行使契約についても無効と解する見解もある。」とのことであり、そもそも今回の利用規約そのものが無効となる可能性を秘めていると言うことは知っておいて損はないだろう。
いずれにしても、ミクシィ自体が「自分達の利益のためには、なりふり構わず」という状況になっているのには違いないと考えて良いと思う。 広告収入にも陰りが見えてきて、ビジネスモデルの維持自体に疑問符を付けているアナリストがいることも事実であり、今後の動きを注視したい。
コメント
ミクシイモバイルの怪しい広告やバナー見ていると、終わりだなあと思ったりします。
PC版しか見ていないけど、基本的に昨年末くらいから自社の広告が多くなってきている印象はあります。
また、同じ広告が何ヶ月も出続けるケースもあり、代謝が巧くいっていないかな?と感じています。
それでは、基本的に広告収入に頼っているビジネスモデルでは先が見えて来ちゃいますね。
ベンチャーキャピタルとしてのサイバーエージェントも高値のウチに全株を売り抜けたし、上場当初の出資者がどんどん逃げている状況。
迷走が始まったら、寿命は一気に短くなるんだよな。この業界は。