「最低賃金、平均49円引き上げ必要 生活保護下回る地域」(asahi.com)
地域によっては生活保護を受けたときよりも低い最低賃金が設定されているのだそうだ。 比較対象として最低賃金の方は定められた最低賃金から税金や社会保険料を差し引いた手取りの部分、生活保護は住居費も含めた部分との比較だそうである。
これによると、トップは神奈川で88円、次いで東京が80円、北海道は44円の格差があったそうである。 特に北海道の場合は(守られているかどうかすら怪しいが)最低賃金で働く人の率が高い地域なので、現実にこのような数字が明らかになると働く気が失せそうである。
実際にはこの統計を出したのは厚生労働省で、最低賃金を決定するのは労使代表による各都道府県別の審議会だそうなので、即座に是正に向かって進むわけではない。 ただ、真面目に働くよりも生活保護を受けた方が良い生活が出来るという事態は異常な事態であって、やがて是正が進んでいくのではないかと思う。
コメント
何か、おかしな時代ですね。
正直者が、損するみたいな。