ようやく報道も一段落してきて状況が見えてきました。 相変わらず未確定なものに対しての断定口調の報道には辟易しますし、その報道に惑わされた遺族の一方的な応対にも閉口しますが…
現在の状況で言うと…「オーバーランがあった事実はあるもののその距離は確定していない」と言う事と「カーブに差し掛かったときには速度超過状態であった」という事実、そして「少なくとも何らかの要因で脱線して多数の犠牲者が出た」という事実のみが現在判明しているところだと思います。 可能性という視点で言えば「運転士は遅延を取り戻そうと通常よりも速度を上げていた」という点と、「粉砕痕が残っている事から置き石の可能性がある」と言う事は挙げられると思います。
それらから総合するに、「速度超過の事実がある以上JR西日本の責任は免れ得ない」という事が言えると思います。 「全ての責任がJR西日本にある」とは言えませんが、程度の差はあれど「責任を免れる事は出来ない」というのはみんなが一致するところだと思います。
冷静に報道すればその程度の事は昨日の段階でも判っている事であり、JR西日本関係者への慇懃無礼な取材姿勢とか遺族による暴言というものは如何に意味のない行動かという事が容易に判るのではないだろうか。
マスコミに籍を置く者として、今後も冷静な報道を求めたいと思う。(少なくともウチの記者にはそういった姿勢を持って欲しいと思う)
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