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東知床市だぁ?

知床半島の南半分にある羅臼町と、知床とはなんの縁もない中標津町が合併するそうですが、その合併後の名称を「東知床市」にすることにしたそうな。
昨年、知床に観光に行った時の印象からすると、北半分の斜里町の方が「知床」って感じがしました。 その斜里町、小清水町、清里町の「知床らしい」3町の合併後の名称に関しては「知床は使わない」ことで決まっているように聞いています。 理由は「知床はみんなの共有財産。軽々しく自治体名に使うべきではない」ということだそうだ。 同時に羅臼町にも申し入れをしたというニュースも伝わっている。
確かにその通りだと思う。
知床は地域の総称として残すべきで、たとえ名称の一部であるとは言え自治体の名称に使うべきではないと思う。 ましてや、知床らしさの欠ける地域に「知床」の名称を含んだ自治体名なんてナンセンスだし、国民を欺くものだと思う。
そういった意味で、「知床」を使うことを強行しようとしている羅臼町と中標津町の人たちの良識を疑わざるを得ない。
ちなみに、先日ここに掲載した知床の写真は全て斜里町で撮影したものですし、その文の中で紹介している話は全て斜里町側での話です。
正直な話、100名が「東知床市」に行ったら99名は「どこが知床?」と思うでしょうね。 ハッキリ言って「東知床市」には魅力的な風景も場所もないです。 いっそのこと「国後市」とかにした方が良いような気がするくらい「北方領土」にこだわった街です。


世界遺産指定を目指している知床を巡っては、地元でいろいろな思惑がうごめいています。
ウチの会社もそうですが、今まで知床に見向きもしなかったマスコミ連中がよってたかって「知床!知床!」と騒ぎ初めてにわか取材を始めています。 旅行業界もしかり。
そんな中での自治体合併と名称変更ですから、必然的に「知床」の名称を使いたくなるんでしょうね。 世界遺産に指定されれば、その名称は世界的に知れ渡ることになるのですから、それに乗らない理由はないと…
そんな、嫌らしい動きを見ているとヘドが出ます。

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