いやぁ、バカだとは思っていたけどここまでバカだとは思いもしませんでした。
それは何かというと、会社の中での役割分担を理解しないヤツ。 企業というものに組織があって、それぞれの部署がそれぞれの役割を果たすことで企業が成り立っているのは、勤め人でなくても理解できていると思う。 ところが、どうも勤め人でありながらそれを理解しないヤツがいるようなのだ。
事の発端は若僧くんの一言。 要するに彼の短い社会人人生で僅か1年足らずしか経験していないテレビ制作の現場は大変だったという話。 曰く「200時間残業した」、曰く「電話とかの取材で大変だった」
あのね、電話とかで取材するのは制作現場の担当者の仕事なんですよ。 役割分担なのです。 大変だろうが何だろうが、制作の人間は自分の足で取材をして番組を作成し視聴率を稼ぐのが仕事。 番組作れなければ、作れるまで何時間も残業したりは当たり前なのです。 だから、社員の場合20代後半で年収800〜1000万円も稼ぐことが出来るわけです。 プロダクションの人間はその半分以下で、もっと大変な仕事をしているのです。
番組制作は所謂制作さんだけでは行えません。 技術さんも必要です。 カメラマン、スイッチャ、音声、映像….多数の技術さんに支えられているし、番組によっては彼らも何時間何十時間も陰で時間外労働を強いられているのです。 それにもかかわらず、「制作は苦労しているが技術は苦労していない」なんて言われた日にゃぁ、彼のために努力をする人間はいなくなってしまいます。 だって、どんなに苦労して良い番組を作っても彼のような「お山の大将」的な制作ディレクターでは、成果を独り占めされるだけで周囲の人間の苦労に報いる気など欠片もないのですから…
企業としての役割分担に基づいて仕事をする。 これは当たり前。 ましてや、20代後半で800〜1000万円もの年収を得ているのなら、彼が思っている以上の仕事をしても罰は当たらないのです。
自分中心で物事を考えず、周囲(一般的な企業)に勤める人たちに目を向けた上で、自分の収入と実際に行っている仕事(現在は単なる給料泥棒)を比較して考えて欲しいと思う。 彼は、札幌北郵便局に勤める人たちを中心とした社会人バスケットボールのチームに所属していると聞く。 ならば、余計彼らと話をして自分の甘さを理解できるはずなのだ。
何も出来ない自分を棚に上げて他人を批判したり、もっと大変な仕事をしてきた先輩達の努力を否定するような発言は社会人として失格だ。 もっと、自分の立場を理解した上で発言すべきだし、給料泥棒と呼ばれないような努力を必死になって行って欲しいと思う。
一緒にバスケットをしている人たちには、思い切って彼に対して忠告をしてやって欲しいし、彼のために彼を切り捨てて欲しいと思う。 会社も彼のような木偶の坊に対していつまでも高い給料を払うことなく、切り捨てることも考えて欲しい。
とにかく周囲と一緒に協力して一つのものを作り上げようとしないヤツはテレビの制作にはむかないし、テレビ局の社員としては全く役に立たないので、いなくなって欲しいというのが本音だ。
たかだか入社5年くらいの若僧なのだし、自分で勉強しない無能な人間なのだから、知ったかぶりして相手を批判したりするのは止めるべき。 周囲ももっと彼を突き放すべきだ。
企業に勤める人間は自分に与えられた役割をしっかり果たした上で、より上の提案を行えるようになるべきで、文句ばかりで何もできないヤツは世の中から消えてなくなれ!
ちなみに…
「みんな君が思っている以上に苦労をして仕事をしているんだよ」と言っても「自分が一番苦労した」という意見をてこでも曲げなかったし、「僕も200時間なんて残業はざらだったし2ヶ月間殆ど睡眠をとらずに仕事をしたこともあった」と言っても「自分に比べたら楽なはず」という考えを曲げなかった。 何でもかんでも自分が一番、楽して儲けたいのなら会社辞めて自分で会社興せば良いのにね。 そんなことも出来ない軟弱ものが意見するんじゃねぇ!って感じ。