実は長年育ててきたNumbersのファイルがあります。ファイルサイズは26MB位の、やや大きめ。
そのファイルをNumbersで開きセルの色を「なし」にしただけでアプリが落ちてしまいました。と同時に、ファイルも壊れてしまったようで再び開こうとするとアプリが落ちてしまうようになってしまいました。困り果ててググってみたものの、そんな事例への対応の記事は残念ながら皆無でした。iCloud Driveに保存していましたが、iCloud Driveには他のクラウドストレージのように保存履歴からロールバックする機能はありません。
しかしながら、Numbers(Pages、Keynoteも)には自動保存機能があって、編集するとリアルタイムで保存される機能があります。そして、万一の場合には保存履歴からロールバックすることが可能になっています。しかし、そのロールバック機能はファイルを開いたときにアプリが正常に動くことが前提になっているので、アプリが落ちてしまう状況では使えません。
為す術なしです…
1.5時間ほど格闘したのですが疲れ果てて諦めかけていたときにふと閃きました。要は該当のファイル名でファイルが正常に開けばいいのですよ。例えファイルが空っぽでも。
そこで、該当のファイルをエディタ(私はCotEditorを使っています)で開いて、全選択し削除します。そして保存。要するに確実に開ける空っぽのファイルにしてしまうのです。
そうして出来た空っぽのファイルをNumbersで開きます。エラーメッセージが出ますが無視します。そうすると、「ファイル」→「バージョンを戻す」→「すべてのバージョンをブラウズ…」が有効になるので選択するとTimeMachineに入ったときのような画面が出てきて自動保存の履歴を辿ることが出来るようになります。そこで、開けるファイルを選択して復元すればOKです。
僕はコレで解決しました。困ったときには是非とも試してみてください。
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