手抜きだよなぁ


最近、お客さんへの情報案内にパソコンの画面を大画面ディスプレイに表示させている物を多く見かける。 例えば、JR北海道の一部の駅にある「先発〜次発〜」と表示されるもの(名称が判らん)とか羽田空港のリムジンバスの切符売り場にある発時刻の案内(これも名称が判らん)とか、あるいは放送局には必ずある自動番組送出装置の表示(一般にはOAディスプレイとかAPC/APSディスプレイとか言われる)とか…
で、それらの表示で非常に気になるのが必要ないのに「マウスのカーソルが表示されている」という事である。 実際にお客さんなどがそれらの画面を操作できるわけではなく、ただ表示されている物を見る事しか出来ないのだが「マウスのカーソルが鎮座している」のである。 それは時には画面の中央に「堂々と鎮座している」こともある。
なぜカーソルを消さないのだろうか?
僕はスポーツ番組で使うCGシステムを作った事があるが、そのような不要な物を画面に表示させる事などしなかった。 当たり前な話なのだが、見る物にとって不要な物は表示する事は必要ないのである。 言葉を替えると「見る物に採って不要な物を表示してしまうようなアプリケーションは作ってはいけない」のである。
なぜ、僕のようなサンデープログラマでさえ簡単に消せる「マウスのカーソル」を安易に表示させてしまっているのだろうか? これはプロのプログラマとしては「やってはいけない手抜き」ではないのか?
実は最初に挙げた三点は、いずれも「不要なマウスのカーソルを表示してしまっている」ものなのである。 大変気になるのである。 「バグだ!」と言っても良いようなぐらいの欠陥品だと思う。 人の命に関わらないから良いのだろうか? 少なくとも金を取って作っている以上は「人命に関わるかどうかは関係なく見る側の立場、使う側の立場に立って作る事が必要」なのではないだろうか。
最近はBASICしか出来ないプログラマも多いと聞く。 けっこう安易に作れるし、プログラマの質が低くても作れるのでBASICというのは重宝されているようであるが、その風潮がこのような手抜きを発生させているのだとすると非常に問題だと思う。 Cが出来るから優秀とか言うつもりは更々ないが、安直なプログラマ(およびシステムエンジニア)が増えているのも現実だと言うことは、その業界にいる人たちは理解をして反省して欲しいと思う。
先に記述した僕が作ったプログラムは、操作部と表示部が1画面内に存在していたが、表示部にカーソルが来た瞬間にカーソル表示をOFFにし、捜査部にカーソルが来た瞬間にONにするという初歩の初歩みたいな操作をして不要な物の表示を抑制していた。 Delphiで作った物だが、そこの制御のコードはたかだか数行程度の物である。 そんなもんなのだ。
ちょっとしたシステム開発を御願いすると100万単位の金を要求する業界なのだから、そのような初歩の初歩みたいな制御くらい手を抜かないで入れてくれ。